【換気扇の掃除(クリーニング)】には重曹が最適!?

空気の汚れを一手に引き受けるのが換気扇の羽とフィルターですね。特にフィルターは目が細かいので汚れ落としは大変です。そのような頑固な汚れに効果抜群なのが重曹です。油汚れにも効果抜群の重曹を使った換気扇のクリーニング方法を紹介します。

重曹って何!?

  • 重曹の別名は「炭素水素ナトリウム」

  • 加熱すると二酸化炭素を発生させる

  • 弱アルカリ性なので酸性の物質を中和する働きがある

  • 粒子がほどよい硬さで物を傷つけずに洗浄可能

  • 油を分解する働きがある


重曹の別名は「炭素水素ナトリウム」

重曹は炭素水素ナトリウムのことで、もともと人の身体にも存在している物質なのです。主に血液や唾液の中に含まれているのです。何となく重曹や炭素水素ナトリウムと聞くと危ない物質では?と思ってしまうかもしれませんが、体内にも含まれている成分ということで安心できますね。 もっとも重曹は料理でも「ふくらし粉」として用いられることが多いですから、料理好きな女性にとっても身近な存在かもしれません。

加熱すると二酸化炭素を発生させる

熱を加えることで重曹は水と二酸化炭素に簡単に分解される性質を持っています。この性質を使って料理では「ふくらし粉」として重宝されているのです。料理に使うものですからもちろん食べることができます。

弱アルカリ性なので酸性の物質を中和する働きがある

重曹は弱アルカリ性です。一般的に「ナトリウム」とつくとアルカリ性の物質を現す場合が多く、アルカリ性の物質は、酸性のものを中和する働きがあります。これが掃除や脱臭剤として重宝する重曹の働きです。

粒子がほどよい硬さで物を傷つけずに洗浄可能

重曹の特徴でもあるのですが、粒子がほどよい硬さとなっているため、物を傷つけない性質は研磨剤としても利用されています。この性質が結果的に汚れを落とす効果を発揮します。

油を分解する働きがある

重曹は油を分解する働きがあります。もっと詳しく説明すると、重曹には油に溶けやすい性質と水に溶けやすい性質といった二つの異なる特性を持っています。重曹と同じ性質を持っているのが「石鹸」です。

重曹を使っての換気扇の洗浄方法

料理に油はつきものですから、発生した蒸気の中には油がたくさん含まれています。それを外に逃がさないと家の中が油だらけになってしまいます。料理で発生する油を換気扇が一手に引き受けてくれているのです。油分を含んだ空気がそのまま外に出てくれたらいいのですが、換気扇を回している関係上換気扇の羽に油がつきます。また、その前に設置されているフィルターでも油を除去します。 換気扇のクリーニングの際の注意点としては、まずはコンセントを抜くこと、さらには換気扇周りのブレーカーを落としておくとさらに安全です。油が手につかないようにゴム手袋は必須です。 換気扇やフィルターを取り出すときに油がぽたぽた落ちることがあります。後の掃除が大変ですからガステーブル周りを片付けて新聞紙などで油が落ちてもいいように養生しておくといいでしょう。換気扇は上部にあることが多いので、取り出すときの足場などもしっかりと固定しておくようにしましょう。

重曹水の使い方

重曹には重曹水つまり液体として使う場合と粉末のまま使う方法があります。重曹水は水200ccに小さじ3杯くらいで簡単に作ることができます。基本的には流し台になどに重曹水を溜めて、換気扇カバー、ファン、フィルターなどを漬けます。時間の目安は、汚れ具合にもよりますが、5分~10分程度で良いでしょう。

粉末重曹の使い方

漬け置きで、後は水洗いでも良いのですが、恐らくフィルターはそれだけでは油が綺麗に落ちないことが多いと思います。ファンにも油がついているようでしたら、粉末重曹でしっかりと洗います。古い歯ブラシに重曹粉末をつけて、フィルターの目詰まりなどを直すように優しく擦るように洗いましょう。ファンについてはキッチンペーパーに重曹水を染みこませてさらに拭き洗いで大丈夫です。

まとめ

まとめ
換気扇の清掃は、年に数回行うのがおすすめです。重曹を使用すると、綺麗に掃除(クリーニング)することが可能です。是非実践してみてください。自分で掃除(クリーニング)出来ない場合は、電気屋さんや専門業者に依頼するのもおすすめです。