
目次
ブレーカーの種類
名称

回路

安全ブレーカー
アンペアブレーカー
漏電ブレーカー
安全ブレーカー
安全ブレーカーは、電力会社との契約アンペア数で使用可能な電力量が決まります。図では30Aとなっています。アンペアブレーカー
アンペアブレーカーは、安全ブレーカーから分岐しているブレーカになります。アンペアブレーカーも使用可能電力量が決まっています。最大で20Aとなっています。漏電ブレーカー
図にはありませんが、この他に漏電ブレーカがあり、この漏電ブレーカーは回路内に漏電があった場合落ちるようになっています。ブレーカーが落ちる原因
安全ブレーカー
アンペアブレーカー
漏電ブレーカー
安全ブレーカー
電力会社と契約している電流値以上に電流が使用された場合に落ちます。図の回路では、電流値が30Aを超えた場合にブレーカーが落ちます。 図では、安全ブレーカーの契約電流値30Aに対し、3つのアンペアブレーカーが接続されています。アンペアブレーカーの電流値が最大で20Aまで電流を流すことができるため、多くの電気機器を使用し各々のアンペアブレーカーの電流値が15Aになったとします。 これらの機器を同時に使用すると、15A×3個=45Aとなり、安全ブレーカーを通る電流は、45Aとなり、30Aを超えた時にブレーカーが落ちます。 つまり、安全ブレーカーは契約している電流値以上が流れると落ちるようになっています。アンペアブレーカー
アンペアブレーカーにも各々電流値の制限があり、その電流値を超えた場合にブレーカーが落ちます。図のブレーカーでは20Aのアンペアブレーカーとなっているため、20Aを超えるとブレーカーが落ちます。漏電ブレーカー
漏電ブレーカーは、漏電事故を防ぐためのブレーカーで、漏電を検知するとブレーカーが落ちます。対処法
安全ブレーカー
アンペアブレーカー
漏電ブレーカー
安全ブレーカー
使用する電流値を抑える
契約を見直す
使用する電流値を抑える
一度に使用する電流値を抑えることで、ブレーカーが落ちるのを防止できます。電気機器を一気に使用している場合は、幾つかの電気機器の使用を停止することでブレーカーが落ちるのを防止できます。契約を見直す
電気機器の使用を抑えることが出来ない場合は、契約している電力量の見直しが必要です。例えば、契約電流値を30Aから60Aに変更します。変更した場合、電流値に応じて電気料金が上がります。アンペアブレーカー
頻繁にブレーカーが落ちる場合は、そのアンペアブレーカーに繋がっている電気機器をその他のアンペアブレーカーの回路に接続して、再度ブレーカーが落ちないかを確認してください。電気機器を繋ぎかえる
アンペアブレーカーは通常、一つの安全ブレーカーに対し複数あります。これら複数のアンペアブレーカの電力(電流)の使用量が平均化されていない場合があります。 具体的には、一つのアンペアブレーカーから接続されたコンセントから、多くの電気機器を使用している場合です。この場合は、使用している電気気を他のアンペアブレーカの回路に繋がっているコンセントに移動することでブレーカーが落ちる事を防ぐ事ができます。 アンペアブレーカーには、最大で20Aまで電流を流すことができます。一つのアンペアブレーカーに20Aの電流が流れなければ、アンペアブレーカーが落ちることはありません。 アンペアブレーカーが頻繁に落ちる場合は、頻繁に落ちるアンペアブレーカーに接続されている電気機器を、その他のアンペアブレーカーに接続することで、ブレーカーが落ちる事を防止できます。 電気機器を接続するコンセントが不足している場合は、コンセントの増設等で対応することが可能です。電流値の大きい電気機器
アンペアブレーカーが頻繁に落ちる場合、電流値の大きい電気機器が、そのアンペアブレーカーに接続されている場合がほとんどです。 電流値の大きい電気機器は、エアコン、電子レンジ、ドライヤー、掃除機等、モーターが使用されている機器、温度を上昇させる機器等は、特に大きな電力が必要になります。 これらの機器が同じアンペアブレーカーに接続されていると、アンペアブレーカーが頻繁に落ちる場合があります。漏電ブレーカー
漏電ブレーカーが落ちる場合は、家庭で使用している電気機器のどれかが漏電を起こしています。この場合は、その電気機器を特定し使用をやめることでブレーカーが落ちるのを防止できます。 具体的な特定方法としては、アンペアブレーカーを全て落とし、安全ブレーカーと漏電ブレーカーを入れます。その後、アンペアブレーカーを一つずつ入れ、漏電ブレーカーが落ちるアンペアブレーカーを特定します。 落ちるアンペアブレーカーが特定出来たら、一旦アンペアブレーカーを切り、そのアンペアブレーカーに接続されている電気機器を全て外します。 次に、そのアンペアブレーカーを入れ、順番に電気機器を接続します。漏電を起こしている電気機器を接続し漏電ブレーカーが落ちたら、その電気機器が漏電を起こしていることになります。漏電を起こしている電気機器は、危険であるため使用するのは止めてください。まとめ
