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電源電圧とは!?
電源電圧は、電気機器に供給される電源の電圧を示します。これは、電圧の高低差を示しています。高低差が大きいほど電気が流れやすくなります。100Vに対して200Vは、電気が流れやすくなるわけです。エアコンはなぜ100V・200V仕様があるの!?
エアコンには、電源電圧の仕様が100Vと200Vの商品(製品)があります。6畳や8畳用は100V、16畳以上の大きいものは200Vのエアコンしかありません。それ以外のサイズには両方存在します。電気代は変わらないの!?
電気代の計算方法は以下の式で計算することが可能です。 電気代=家電の消費電力(W)×家電の使用時間(h)×電気料金(円/kWh) また、消費電力は、以下の式で計算することが可能です。 消費電力(W)=電源電圧(V)×電流値(A) 電気代は消費電力で決まります。エアコンの能力は消費電力でその冷房・暖房の能力が決まります。100Vと200Vのエアコンは消費電力は同じ
消費電力が同じ(能力が同じ)エアコンの電圧毎の違いを計算します。 例えば、消費電力が1000Wのエアコンの電圧が100Vと200V時の電流値を計算します。 電源電圧200Vの場合 1000W(消費電力)=200V(電源電圧)×5(A) 電源電圧100Vの場合 1000W(消費電力)=100V(電源電圧)×10(A) 電流値は、上記で計算した200Vの時に5(A)、100Vの時に10(A)となります。 つまり、電源電圧が200Vの時と100Vの時では電流値が異なるだけです。 電気代は、消費電力で決まるため、同じ消費電力のエアコンでは100V、200V共に同じになります。 ・エアコンの電気代の計算200Vのエアコンのメリットは何!?
例えば、20Aまで流す事ができるブレーカーがあったとします。この場合のエアコンの能力を100Vと200Vで計算します。 100V:100V×20A=2kVA 200V:200V×20A=4kVA となります。同一の電流値であれば、100Vのエアコンに対し、200Vのエアコンは2倍の能力を発揮することができます。つまり、200Vのエアコンはその能力を生かして、100Vのエアコンより早く、設定した温度にできるため、その分、電気代を抑えることが可能になります。エアコンで100Vタイプと200Vタイプでは200Vタイプの価格設定がやや高めになっていますが、広い部屋では200Vタイプがおすすめです。電源工事は必要!?
最近の一般家庭では、通常単層3線式200Vが配線されてるので、200V用のコンセントでIL型プラグに配線するだけだです。もし単層3線式200Vが供給されていなければ、配線工事をやり返る必要がありますが、契約電流が40A以上であれば、単層3線式200Vが最初から供給されてるので、電気工事費はそれほど差は生じません。メリット・デメリット【まとめ】
長期的な電気代を考えた場合、200Vのエアコンはメリットがあります。初期的にエアコン購入時の投資額が高くなりますが、広い部屋等は特に200Vのエアコンがおすすめです。電源電圧(V) | メリット | デメリット |
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