エアコン(クーラー)が故障(不具合)が起きた場合の対処法について、その症状などを【まとめ】てみました。また、合わせてエアコン(クーラー)の寿命、故障(不具合)時のエアコン(クーラー)の症状についても解説させて頂きます。
エアコン(クーラー)の寿命は何年!?
内閣府経済社会総合研究所公表の消費動向調査「主要耐久消費財の買替え状況の推移(二人以上の世帯)」によると、エアコン(クーラー)を買い換えるまでの平均使用年数は13.6年、うち65.2パーセントが故障により買い替えています。
・内閣府修理と買い替えはどっちがおすすめ!?
最低保有期間の確認
電気メーカ各社では、発売から数年間、製品が故障した場合に部品を供給する期間を決めています。この期間が部品の最低保有期間となります。この期間が過ぎると、部品を購入することができなくなるため、修理も依頼できなくなります。 この期間を過ぎてエアコン(クーラー)が故障した場合は、買い替えとなります。保有期間内であれば修理の依頼を行うことができますが、古いエアコン(クーラー)であればその他の部品の不具合などを考慮し、修理を行うか、買い替えをするかの判断を行うのが良いでしょう。
代表的なメーカの最低部品保有期間
・パナソニック:10年 ・三菱:10年 ・シャープ:9年 その他のメーカについては、故障した際に、電気屋さんや専門業者、メーカに聞けば教えてくれます。
エアコン(クーラー)はどんな症状がでたら買い替え・修理が必要!?
エラーコードがでる
エアコン(クーラー)から出る空気が臭い
エアコン(クーラー)から出る空気が暖かい(冷えない)
エアコン(クーラー)から水が漏れる
室外機が動かない
異音がする
ブレーカーが落ちる
リモコンが反応しない
エラーコードが出る
エアコン(クーラー・暖房)を運転していると、エラーコードが出る場合があります。
対処法
取扱説明書等を確認し、エラーコードの意味を確認してください。故障の原因がすぐに分かる場合があります。
・メーカー別エラーコード一覧エアコン(クーラー)から出る空気が臭い
久しぶりにエアコン(クーラー)をつけてみたら、もわっとした臭い風が部屋いっぱいに広がったという経験はありますか? エアコン(クーラー)の悪臭の原因は、エアコン(クーラー)内部に溜まった埃(ほこり)、カビ、雑菌です。これらを取り除かない限り、匂いをなくすことはできません。
対処法
エアコン(クーラー)のクリーニングを行う必要があります。自分で行うこともできるし、専門の電気関連の業者さん、電気屋さんに依頼することが可能です。
・エアコンの空気が臭い場合の原因と対処法エアコン(クーラー)から出る空気が暖かい(冷えない)
エアコン(クーラー・暖房)が冷えない冷えない(効きが悪い)原因は大きく2つあります。
正常に熱交換が行われてい
エアコン(クーラー・暖房)の汚れが酷くなると正常に熱交換が行われなくなり、冷房の設定温度を下げたり、暖房の設定温度を上げてもなかなか温度調整が効かなくなる場合があります。この場合、エアコンの汚れが原因である場合があります。 例えば、熱交換を行うフィンに汚れがあり、実質的な熱交換面積が低下している場合があります。また、フィルター等の汚れで、空気の通過する量が低下している場合も熱交換効率が低下します。
対処法
先ずは掃除(クリーニング)を行いましょう。
・エアコン(クーラー・暖房)の掃除(クリーニング)方法冷媒ガスが抜けている
エアコン(クーラー)は冷媒ガスの圧縮を行い冷気を発生させ、その冷えた空気を室内に送風しています。この冷媒ガスが抜けてしまうと冷気を発生させることができないため、エアコン(クーラー)が効かなくなります。 古いエアコン(クーラー)などでは配管の隙間などからこの冷媒ガスが漏れだしその量が減少することで冷気を発生させることができなくなります。
対処法
この場合は、冷媒ガスの充填が必要になります。冷媒ガス自体は市販されていますが、ガス充填をおこなうための専門工具が必要であるため、一般的には専門業者や電気屋さんにお願いするのが良いでしょう。
・冷媒ガスが抜ける原因と対処法エアコン(クーラー)から水が漏れる
エアコン(クーラー)は暖かい環境で冷たい風を発生させます。冷たい空気を作るエアコン(クーラー)内部は結露が発生します。このため、この結露した水分を室外に排出するホースがついています。このホースが詰まると、エアコン(クーラー)から水が漏れてきます。
対処法
ドレンホースの詰まりを解消すれば、正常に室外に水が排出されるようになるため、水漏れがなくなります。自分で改善することが可能ですが、できないという方は、専門業者や電気屋さんに依頼するのが良いでしょう。
・エアコン(クーラー)から水漏れがする場合の原因と対処法室外機が動かない
室外機はエアコンの心臓部です。室外機が動かない(回らない)場合には、保護回路の作動や霧取り運転等、多くの原因があります。
対処法
・室外機が動かない(回らない)場合の対処法異音がする
エアコン(クーラー)の異音は、エアコン(クーラー)の回転部品の不具合が考えられます。これは室外機のファンモーター、冷媒を圧縮する室外機のコンプレッサー等の不具合が考えられます。
対処法
この場合は、部品の不具合であるため、部品交換が必要になる場合がほとんどです。専用業者、電気屋さんに依頼し部品交換を行うか、買い替えがおすすめです。
・エアコン(クーラー・暖房)から異音が出る原因と対処法ブレーカーが落ちる
ブレーカーが落ちる場合は、過電流が流れていることが想定されます。通常の故障がない状態であれば、ブレーカーが落ちることはありません。この場合は、冷媒を圧縮するコンプレッサーの不具合等が考えられます。
対処法
この場合は、コンプレッサーの部品交換が必要になります。専用業者、電気屋さんに依頼し部品交換を行うか、買い替えがおすすめです。
・ブレーカーが落ちる原因についてリモコンが反応しない
リモコンを操作してもエアコン(クーラー)が反応しない場合には、エアコン(クーラー)本体に不具合がある場合、リモコンに不具合がある場合の2通りあります。
対処法
エアコン(クーラー)本体の不具合を調べる方法は、エアコン(クーラー)本体に付いているボタンで直接エアコン(クーラー)を操作してください。エアコン(クーラー)が正常に動く場合は、リモコンの不具合になります。リモコンの電池を交換し再度操作を行ってください。電池交換を行っても動かない場合は、リモコンの不具合であるため、リモコンを買い替える必要があります。 エアコン(クーラー)本体が動かない場合は、エアコン(クーラー)本体の不具合が考えられます。専用業者、電気屋さんに依頼し部品交換を行うか、買い替えがおすすめです。