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エアコンの冷媒ガスが漏れるとどうなるの!?
エアコン(クーラー・暖房)は、内部に充填された冷媒を圧縮したり気化(蒸発)させたりすることで暖房、冷房運転を行っています。従ってこの冷媒がエアコン(クーラー・暖房)から抜けて大気に漏れだすと、冷房・暖房の効きが悪くなります。エアコン(クーラー・暖房)のガス漏れの原因
配管接続部からの漏れ
配管の腐食による漏れ
配管接続部からの漏れ
エアコンの冷媒漏れの多くは、この配管接続部からの漏れによるものです。工事ミス
室外機の移動等により接続部に隙間が出来た場合
腐食による漏れ
工事ミス
冷媒の漏れは、多くの場合工事ミスによるものだと言われています。エアコン設置時に工事業者は、室内機と室外機の配管工事を行います。その後、冷媒ガスを充填して接続部に漏れが無いかを確認します。 しかし、この配管接続部から微小に漏れるガスに気がつかなかったり、締め付けトルクが適正でなかったり、配管の接触面に傷が付いていたりした場合、徐々に冷媒ガスが漏れ出す原因になります。室外機との接触により接続部に隙間が出来た場合
室外機と室内機は配管で接続され、その内部に冷媒が充填されています。室外機に外的な力が掛かり、接続部に隙間が出来た場合、充填されている冷媒ガスが流れだす可能性があります。腐食による漏れ
配管が腐食することによって配管に穴が空き、そこから冷媒が漏れ出すことがあります。室外機と室内機を接続している同配管を腐食させる、空気中に塩が多い海岸地域や、硫黄が多い温泉地等では、配管の腐食が通常の環境より早まる可能性があります。冷媒抜けを確認する方法
エラーで確認
温度で確認
目視(痕跡)で確認
エラーで確認
エアコン(クーラー・暖房)は、完全に冷媒が抜けるとエラーを出力するように出来ています。詳しくは、付属の取扱説明書をご確認ください。温度で確認
温度計を持っている場合は、エアコンの吸い込み(フィルター手前)の温度と、吐き出し温度を測定するkとで、冷媒抜けを確認することが可能です。正常に熱交換が行われている場合、吸い込み温度と吐き出し温度に大きな差が生まれます。この温度差を測定することで、冷媒が抜けているかいないかを判断することが可能です。冷房時の温度差
冷房の場合:10~15℃ ※温度差はあくまでも目安です。測定する場合は、出来るだけ冷房の設定温度を低く設定し測定を行ってください。暖房時の温度差
暖房の場合:10~20℃ ※温度差はあくまでも目安です。測定する場合は、出来るだけ暖房の設定温度を高く設定し測定を行ってください。目視(痕跡)で確認
冷媒が抜けた痕跡を視覚的に確認できる場合があります。室外機の配管接続部分に霜が付着している場合
室内機の熱交換フィンに氷や霜が付着している場合
室外機の配管接続部分に霜が付着している場合
室外機の配管接続部分の締め付けナットに霜が付着した痕跡がある場合は、冷媒が漏れている可能性があります。室内機の熱交換フィンに氷や霜が付着している場合
室内機の熱交換フィンが氷や霜が付着している場合は、冷媒漏れの可能性があります。冷媒ガスが漏れたらどおすれば良いの!?
漏れの原因を特定する
ガスを充填する