エアコン(クーラー・暖房)の掃除(クリーニング)の方法【まとめ】掃除(クリーニング)しないと病気になったり、電気代がかかる!?

エアコン(クーラー・暖房)の掃除(クリーニング)の方法について【まとめ】てみました。エアコン(クーラー・暖房)は、掃除(クリーニング)しないと病気になったり、また、熱交換効率の悪化により電気代が増えたり等、健康と経済的なデメリットがあります。

エアコン(クーラー・暖房)の掃除(クリーニング)の目的

エアコン(クーラー・暖房)は、必ず定期的に掃除(クリーニング)するようにしてください。掃除(クリーニング)の目的には、大きく2つの目的があります。
  • 健康のために

  • 効率的な運転のために

健康のために

エアコン(クーラー・暖房)を掃除(クリーニング)をする最も大きな目的は健康のためです。エアコン(クーラー・暖房)は、室内の空気を何度も循環させることで、室内を冷やしたり、暖めたりします。 空気取り入れ口にはフィルターが付いていて、大部分の埃(ほこり)やチリは、このフィルターで取ることが出来ますが、フィルターの隙間等から入り内部に溜まる可能性もあります。 また、エアコンをクーラーとして使用する場合、エアコン内部のフィンは絶えず結露し水分を発生させます。この水分がによりカビが発生する場合があります。 これらの体に有害な物質が、エアコンが送り出す空気とともに室内を循環します。これらの空気を吸う事で肺や気管支に悪影響をおよぼす可能性があります。 このため、エアコンの掃除(クリーニング)は、定期的に行う必要があります。
カビは吸い込むと危険
カビは吸い込むと肺や気管支等に悪影響をおよぼします。空中に漂っている胞子を吸い込んで感染してしまうと、肺や気管支に異常をきたす肺アスペルギルス症となる恐れがあります。 主な症状はせきや喀痰、胸痛、呼吸困難などですが、肺の空洞に真菌の塊ができてしまう肺アスペルギローマを起こすことも少なくありません。 免疫抑制剤やステロイドを使用している場合などには、真菌が血管内に侵入してさまざまな臓器を侵してしまう「侵襲性肺アスペルギルス症」となることもあります。 肺だけでなく、副鼻腔炎や外耳道炎を起こしたりする場合もあるとされています。また、穀類などで繁殖すると、カビ毒を生み出したりもします。

効率的な運転のために

エアコン(クーラー・暖房)の本体や室外機は、常に熱を交換しています。この熱を交換するために室外機の中にあるコンプレッサー(圧縮機)で冷媒を圧縮しています。 エアコン(クーラー・暖房)は、エアコン本体の中に空気を通すことで熱交換を行っています。空気が通る経路内に埃(ほこり)やチリ等のゴミが溜まっている状態だと、空気がスムーズに流れません。 空気がスムーズに流れないと、設定した温度になかなかならないため、設定温度を低くしたり高くしたりします。 そうすることで、コンプレッサー(圧縮機)は、多くの仕事をしなければいけなくなります。コンプレッサー(圧縮機)が多くの仕事をすると、その仕事は、電気代となってし使用者に帰ってきます。 従って、効率よくエアコン(クーラー・暖房)を使用するためには、日々の掃除(クリーニング)が重要になります。

掃除(クリーニング)のやり方(方法)

エアコン(クーラー・暖房)は、空気を通し熱を交換することで冷房や暖房運転が可能になります。子の空気の流れを阻害する汚れは、エアコン(クーラー・暖房)運転の妨げになります。室内機・室外機の両方を掃除(クリーニング)するようにしてください。
  • フィルター(室内機)

  • ファン(室内機)

  • フィン(室内機)

  • 室外機

フィルター

エアコン(クーラー・暖房)のカバーを開けると、先ず初めにフィルターが現れます。ほとんどのエアコン(クーラー・暖房)は、フィルターを取り外すことが出来ます。フィルターの掃除は、フィルターを外し、先ず掃除機などで大きなゴミ取り、その後、水洗いなどをすることで綺麗にする事が出来ます。

ファン

フィルターを外すと、円筒上のファンが見えます。ファンは、エアコン内部に入っている風を送り出す部品です。機種によっては、なかなか手が届かなかったりします。掃除機の細いノズル等を使用し、ゴミを除去してください。

フィン

フィンは、エアコンの正面のカバーを開けると掃除することが可能です。このフィンは少し注意が必要です。一般的には、エアコン掃除専用のスプレー状の薬品が市販されています。この薬品を塗布することで汚れを落とすことが出来ます。 薬品を使わないで、掃除(クリーニング)することはかなり難しい作業であるのと、このフィンを曲げたりした場合、エアコン(クーラー・暖房)の熱交換が効率的に行われなくなり、エアコン(クーラー・暖房)の機能を100%発揮できなくなります。掃除(クリーニング)の際は、このフィンを曲げたりしないように注意してください。 このフィンの中を掃除(クリーニング)するのが、このエアコン(クーラー・暖房)の掃除で一番難しい作業になります。 フィン掃除の際は、塗布する薬品がその他の部品にかからないようにビニールでその他の部品を覆う必要があります。また、薬品が排水(ドレン)に流れないで室内にも落ちてきます。薬品でエアコン周りが汚れないように、薬品が漏れ落ちる前側もビニールで覆う必要があります。 電気屋さんや専門の掃除業者等にお願いすると、掃除用のコンプレッサーから吐き出される高圧の水で洗浄してくれます。

室外機

室外機は、多くの人が見落としがちですが、室外機もファンが回り熱交換を行っています。このため、大きなゴミ等で室外機の出入り口が塞がっていると、熱交換が正常に出来ない場合があります。室外機については、特に大きな障害物になるゴミ等が溜まっていないか確認するようにしてください。

エアコン(クーラー・暖房)の掃除(クリーニング)は自分でやるべき!?

何でもやれる方であれば、ご自分で行うのが最も安価で経済的です。フィンの掃除(クリーニング)は、素人だと少し面倒と言う方は、専門業者にお願いするのが良いでしょう。 最近では、専門業者も増え、価格的にも安く作業を行ってくれる業者が増えました。自分でやったらエアコン(クーラー・暖房)を壊しちゃいそうだと思っている方は、はじめから専門業者や電気屋さんにお願いするのがおすすめです。 最近では、町の近くの電気屋さんを探さなくても、インターネットで簡単に電気屋さんや専門業者を探すことが出来ます。